Jafar Panahi監督とMojtaba Mirtahmasb監督の『IN FILM NIST(This Is Not a Film)』が特別招待作品として上映されます。1つの記録であると同時にレジスタンス活動でもある本作品は、 Mohammad Rassoulof監督の『Be Omid e Didar(Good Bye)』と一緒に秘密裏にカンヌ映画祭へと届けられた作品で、控訴判決を待つイラン人監督の日常がつづられています。
これはもちろん、映画ではありません。Jafar Panahi監督が映画製作を禁じられている以上、どうやったらこの作品は映画となりえるでしょうか。反政府映画の製作を企画しているとして、Jafar Panahi監督は2010年5月にMohammad Rassoulof監督とともに逮捕され、6年間の禁錮刑にあわせ今後20年間の映画製作と国外渡航の禁止が言い渡されました。両監督とも控訴しています。
Mojtaba Mirtahmasb監督とともに記録した『IN FILM NIST(This Is Not a Film)』のなかで、Jafar Panahi監督は控訴院の判決を待っていることについて語り、イラン映画の現状について伝えています。「芸術を表そうとする本質があるからこそ、アーティストは諸問題に打ち勝つことができ、またそれだけでなく製作過程を通して芸術活動のテーマに関するあらゆる制約を変えることもできる」。5月5日付けでカンヌ映画祭へと送られてきた手紙には両監督のこうした言葉が記されていました。
50歳のJafar Panahi監督は、イランのヌーベルバーグにおいて最も影響力のある人物の1人です。母国では上映が禁止されている彼の映画は世界中の映画祭で数々の賞を受賞しています。1995年には『Badkonake Sefid』でカンヌ映画祭カメラドールを、2000年には『Dayereh』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を、そして2006年には『Offside』でベルリン国際映画賞銀熊賞を受賞しました。
監督は2003年のある視点部門で審査員賞を受賞した『Talaye Sorkh』に続き、オフィシャルセレクションに二度目の登場となります。昨年は審査員としてカンヌ映画祭に参加予定でしたがその矢先に拘束され、監督が座るはずだった席は映画祭開催中、空席のままとなりました。
B. de M.
この作品は5月20日(金)15時より、60eホールで上映されます。




























